集塵機の法定点検(定期自主検査)はなぜ必要?【労働安全衛生法に基づく義務】

目次

はじめに

工場や作業場で使用される集塵機(局所排気装置)は、粉じんや有害物質を取り除き、作業環境を安全に保つために欠かせない設備です。

しかし、集塵機は使い続けるうちにフィルターの劣化やダクトの詰まり、ファンの摩耗などが進行し、性能が低下することがあります。

このため、労働安全衛生法および粉じん障害防止規則により「年1回以上の定期自主検査(法定点検)」が義務付けられています。


法律で義務付けられている「定期自主検査」とは?

労働安全衛生法 第45条および粉じん障害防止規則 第17条・第18条に基づき、

集塵機(局所排気装置)は「1年以内ごとに1回、定期に自主検査を行い、その結果を記録し、3年間保存すること」が義務付けられています。

これは俗に「法定点検」とも呼ばれ、事業者にとって必ず守るべき義務です。

未実施や記録不備があると、労働基準監督署からの是正勧告や罰則の対象となる可能性があります。


法定点検を行うメリット

✅ 労働者の健康被害を防止

粉じん吸入によるじん肺や呼吸器障害などを予防します。

✅ 事故防止・安全確保

粉じん爆発や火災のリスクを未然に防ぎます。

✅ 設備の寿命延長・安定稼働

定期的な点検により、性能低下や故障を早期に発見できます。

✅ 法令遵守・リスク回避

点検記録を3年間保存することで、法令違反によるリスクを回避できます。


点検の基本項目

法定点検では、以下のような項目を確認します。

  • フィルターや吸引フードの破損・詰まり・劣化の有無
  • ダクト系統・排気口の漏れや破損、粉じん漏れの有無
  • ファン/ブロワの異音・振動・摩耗状態
  • 電源・配線の緩み、損傷、絶縁状態
  • 制御盤や警報装置の作動確認
  • 粉じん排出部の堆積状況
  • 必要に応じて風量・風速の測定を実施し、基準性能を満たしているか確認

マシンテック川上の法定点検サービス

当社では、労働安全衛生法に準拠した集塵機の法定点検(定期自主検査を承っております。

  • 実測データに基づいた正確な点検
  • 法令遵守を支える記録作成・保存対応
  • 信頼できる保守体制とアフターサポート

点検時期が近づいているお客様、設備の状態に不安があるお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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