ショットブラスト・エアブラストで使用される投射材は、処理目的や製品材質により最適な種類・粒度・硬度を選定する必要があります。
本記事では、代表的な投射材の種類と選定ポイント、さらにブラスト設備に欠かせないセパレーター機能や集塵機点検の重要性について解説します。
この記事でわかること
・ショットブラスト/エアブラストで使う投射材の基本と選び方
・鉄系(スチールショット/グリット)と非鉄系(アルミナ・亜鉛など)の違い
・代表的な選定例(粒径の目安表)
・セパレーター機構と集塵機点検の重要性(品質・安全・コスト影響)
鉄系投射材の種類と特徴
ショットブラスト・エアブラストで最も多く使われるのが鉄系投射材です。代表的なものとして、スチールショットとスチールグリットがあります。
- スチールショット:球状の鉄球で、鋳造品の砂落としやスケール除去など清浄化用途に最適。丸い粒形のため、比較的表面を滑らかに仕上げられます。
- スチールグリット:角ばった形状で、塗装・溶射前の粗化処理に使用。アンカーパターンを形成し、塗膜・溶射の密着性を向上。
- ステンレスショット:鉄の混入を嫌う製品向け。アルミ・ステンレス・銅製品の処理などに適し、清浄度の高い仕上げが可能。
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非鉄系投射材の種類と特徴
非鉄金属や樹脂、精密部品など、鉄系メディアを使用できない製品では非鉄系投射材が用いられます。
- アルミナ系投射材:高硬度・非磁性で、精密部品やアルミ鋳物の仕上げに最適。

- 亜鉛系投射材(アドバンスショットADシリーズ):アルミ・マグネシウムなど、火花・着火リスクを避けたい素材に適した安全投射材。

- その他:ガラスビーズ、セラミックビーズ、酸化ケイ素系、樹脂系、植物種子系など(エアブラストで多用)。
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投射材の選定表(代表値)
ブラスト処理の品質は、「投射材の種類 × 粒径 × 硬度 × 投射エネルギー」で決まります。
以下の表は、用途ごとの代表的な選定例です。
※各粒径範囲は一般的な規格および代表的な使用例に基づいており、処理目的や設備仕様により最適値は前後する場合があります。
| 処理目的 | 推奨投射材 | 代表粒径 |
|---|---|---|
| 鋳造品の砂落とし・スケール除去 | スチールショット | S-170~S-460 |
| 塗装・溶射前の粗化処理 | スチールグリット | G-18~G-40 |
| アルミ・銅など非鉄製品 | アルミナ・ガラス・セラミック系 | #24~#80 |
| マグネシウム・爆発防止用途 | 亜鉛系(ADシリーズ) | AD-40~AD-80 |
| ショットピーニング処理 | マイクロショット・ステンレスショット | 0.1~0.6mm |
セパレーター機構と適正管理の重要性
ショットブラストやエアブラスト装置には、投射材の適正粒度を保つためにセパレーター機構が搭載されています。使用済み投射材・粉じん・破砕粒を分離し、有効粒径のみ再利用する重要機能です。
- 分離精度が落ちると:処理時間の延長/表面ムラ/内部摩耗・振動増大/ランニングコスト悪化
- 対策:セパレーター・スクリーン清掃、風量・吸引バランス調整、磁力セパレーターの定期点検
なお、セパレーターは集塵機と連動します。集塵機は労働安全衛生法に基づき年1回以上の定期自主検査(法定点検)が義務です。火災・爆発リスク低減のため、装置と併せた点検計画をご検討ください。
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まとめ
投射材の選定は、「目的・材質・硬度・セパレーター管理」の4要素をバランスよく考慮することが重要です。株式会社マシンテック川上では、ショットブラスト・エアブラスト設備と投射材の両面から最適提案を行い、集塵機の法定点検を含むトータルサポートを福岡・九州全域で提供しています。
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